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奈良・大和高田の花魁体験スタジオ「やまと桜」
現代風や古典風のヘアスタイルで様々な花魁姿に変身して頂けます。
コスプレや成人式の前撮り、お友達やカップルでの関西旅行にも最適!

花魁道中について

2018.08.10

~花魁道中の徹底解説~

花魁道中(おいらんどうちゅう)とは

この単語を耳にしたことがある人は多いかもしれませんが、詳しく知らない方もいらっしゃるかと思います。

そこで、今回は花魁体験スタジオとして【花魁道中】について詳しくご説明したいと思います。

花魁道中とは、禿(かむろ)新造(しんぞう)などの妹分やその他大勢のとりまきを引き連れて、三枚歯の高下駄を履いた花魁が、吉原の大通りをゆっくりと練り歩き、客が待っている引手茶屋まで向かうことを言います。

この花魁道中には周りの人に見てもらうという意味合いもあるので、通常10分程度の道のりを、小一時間もかけて歩きます。

なぜこのようなことをするのか?

普通の客は引手茶屋へ行き、そこの案内で客が花魁のいる大見世(中・小見世)へ向かいます。
ですが、上客になると客が引手茶屋へ行ったあと遊女が花魁道中で迎えに来てくれ、客と一緒に花魁道中で大見世へ戻ります。

花魁道中をするような花魁は遊女の中でも極々限られたとても位の高い者でした。
そんな高級遊女と会うには現在の価値で数十万円かかったとも言われています。

つまり、花魁自ら出迎えに来てもらえるような上客はかなりの金持ちである証拠で、町の人から羨望の眼差しを向けられ、見栄の極みを味わえる。

花魁道中を行うことで客は町の人から羨望の眼差しで見られて優越感を得ることができ、花魁の方も見栄を張りたいお金持ちの上客が増える、というどちらにとってもメリットのある行為だったのです。

花魁道中の歩き方

花魁道中の際には三枚歯下駄という高さが20cm近くある高下駄を履いて特殊な歩き方をします。

通称「花魁歩き」とも言われるこの歩き方は、地域によって足さばきが異なっていて、大きく分けて2種類あります。

1つは、吉原での歩き方とされている「外八文字」
踏み出すつま先を内側に向け、外側へ大きく蹴り出すように八の字型に歩く歩き方で、下駄の裏を見せるように力強く歩きます。

もう1つは京都・島原の遊郭での歩き方とされている「内八文字」
両足先のつま先を内側に向けて八の字を描くように歩く歩き方で、下駄の裏を見せないようにおしとやかに歩きます。

ちなみに、この花魁歩きは引手茶屋まで客を迎えに行く時だけしかしなかったと言われており、この歩き方で迎えに来てもらえるのは上客であった証ともされています。

花魁道中が描かれた名作映画

名取裕子さん主演の【吉原炎上】や、土屋アンナさん主演の【さくらん】、安達祐実さん主演の【花宵道中】といった花魁がテーマの映画では必ずと言ってもいいほど花魁道中のシーンが描かれています。

どれも名作なので気になる方は是非ご覧下さい。

名女優さんたちが凛とした立ち振る舞いで練り歩く姿は女性としての力強さも溢れており圧巻ですよ。

まとめ

格式高い花魁とはいえ客商売です。
花魁道中は客を楽しませる方法の1つだったとも言えるのではないでしょうか。

「粋」と「見栄」と「張り」を楽しむ江戸時代の吉原遊郭で行われた花魁道中は、世間からかけ離れた特別な空間を象徴しているかのようです。

現代における花魁道中

高下駄を履いて外八文字で歩く花魁はとても美しく、大勢を引き連れて歩くので目を惹く花魁道中は現代にも引き継がれ、自治体や企業などがイベントの一環として花魁道中を行っていたりします。

豪華な衣装を身に纏った花魁さんが高下駄で街中を歩く姿は圧巻の一言です。
機会がありましたらご覧になられてみてはいかがでしょうか。

最後に余談にはなりますが、当店も花魁体験スタジオとして、大和高田市にある片塩商店街の活性化の一環として花魁道中をさせて頂きました。片塩商店街を外八文字で歩くモデルさん

今回は人数やスペースの加減で少人数となりましたが、いつか禿・新造や従者役の方も含めて大人数での花魁道中をしてみたいですね。
その時の花魁道中のようすはこちらのブログをご覧下さい。

花魁道中に関係する用語

◎見世◎
遊女たちが、客が来るのを待っていた所。格子状になっていて、見世の中から通りを歩くお客を誘っていて、客も外から遊女たちの姿を見ることができた。これを張見世という。
見世は小見世・中見世・大見世とランクがわかれており、大見世には花魁と呼ばれる高級遊女がおり、こういった高級遊女は張見世をすることはなく、客は大見世に直接行くことができないので引手茶屋を通す必要があった。

◎引手茶屋◎
見世とお客の仲介役のようなもの。大見世といって吉原の中でも一番の高級妓楼に行く際は必ずここを通す必要があった。
お客の予算に応じて見世や遊女の取り決めをして、話がまとまれば登楼(妓楼に行くこと)となる。

※当記事の内容は諸説ございますので、見解の相違につきましては予めご了承下さいませ。

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