奈良にあった日本最古の遊郭
- 花魁豆知識
~当時の建築がそのまま残っている建物も!?~
久しぶりの花魁豆知識のコーナー(∩^ω^∩)!
今日のテーマは【遊郭】です☆
花魁と言えば遊郭!
遊郭といえば現在の東京に位置する吉原遊郭が有名ですが、奈良にも遊郭はあったのです!
主には奈良三代遊郭と呼ばれる、大和郡山市の東岡町、同じく大和郡山市の洞泉寺町、そして奈良市の木辻町の遊郭が有名です。
その中でも、奈良市の木辻町にあった『木辻遊郭』は日本最古の遊郭とされています。
今はもちろん色街としての面影はありませんが、遊郭の名残だと思われる建物は残っておりました。
1枚目の写真の『静観荘』という建物は、大正時代の遊郭建築がそのまま残っている老舗の旅館だそうです。外から見ただけでもとても年季の入った建物だということがわかりますね。今も営業されており、1泊4,000円程で泊まれる歴史的な建築物として外国人観光客に人気だそうです。
実際、この木辻遊郭跡地にガイドブックを持った外国人観光客が沢山おりました。個人的には観光地としてあまり知られていないと思っていただけに意外でした。
あと、2枚目の写真のビッグナラという看板は遊郭時代の大門の名残だそうです。
今回はあまり時間がなかったので、ゆっくりと見て回ることはできませんでしたが、他にも遊郭跡らしき古い建物はいくつか見られました。
場所はJR京終駅から徒歩約15分、近鉄奈良駅からだと徒歩約20分と、少し距離はありますがとても趣のある街並みですので、奈良市に行かれた際は立ち寄ってみては如何でしょうか?