花魁の位
- 花魁豆知識
~花魁の中にも上下があった!?~
今日は昨日に引き続き、「花魁の位」についてご説明させて頂きます^ ^!こちらも当店ホームページからの抜粋になります。
最後の方に出てくる「禿」や「新造」といった単語はまた後日説明させていただきます。
宝暦2年(1752年)以前には、江戸・吉原にも太夫と言う位があり最高位だった。
宝暦2年、太夫職が事実上無くなり、その代わりとして「花魁」と言う位が生まれた。
従って、吉原で「太夫」と「花魁」が同時に存在したことは無いという事になる。
この太夫が無くなった理由は、遊郭利用者の懐事情と、客を袖に出来るという高級遊女の「しきたり」とされる。
又、京都・島原には花魁は無く、太夫が最高位である。
花魁の中でも上下があって、「張り見世(はりみせ)」と、「呼び出し」がある。
「張り見世」と言うのは、朱塗りの格子の中でお客を待つ事をいう。
一方、「呼び出し」と言うのは、二階の自分の座敷で呼び出しを待つ事をいう。
この、呼び出し花魁になると禿や新造を従えた格になる。
※当記事の内容は諸説ございますので、見解の相違につきましては予めご了承下さいませ。