花魁豆知識②「花魁と煙管」について
- 花魁豆知識
~花魁と煙管について~
【煙管とは】
花魁といえば煙管(キセル)をイメージされる方も多いと思います!いわゆる昔のたばこですね。
現在では煙草と言えば紙巻たばこと呼ばれる刻んだ葉たばこを紙で巻いた使い捨てのものが主流ですが、当時はパイプの中に刻みたばこを入れて火をつけて吸う煙管が主流でした。
江戸時代の煙草はキセルが一般的だったのですが、この時代の一般女性は煙草を吸う人が少なく、吸っていたのは花魁が多かったと言われています。
実際、当時の資料なんかにも花魁がキセルを持った絵が描かれていたりしていて、花魁体験スタジオでも必須の撮影用小道具とも言えます。
【煙管の長さについて】
キセルの長さは20cm~40cm程度の物が多いですが、当時の花魁は短くて50cm、長いと1m程度のキセルを使っていたとされています。
それには理由が2つあり、1つは衣装を焦がさないようにする為、もう1つは貼見世(格子の内側から自分を見せてお客を待つこと)の時にお客の袖口をキセルの先に引っかけて「寄っていきなよ」って捕まえる為だったそうです。
花魁にとってはキセルの長さが便利だったんですね!
【煙管の持ち方について】
煙管の持ち方自体は色々あるのですが、花魁体験では伸ばした人差し指の上に乗せて親指と中指で挟む持ち方をします。
花魁体験の際にネイルチップを付けることが多いのですが、そのネイルが綺麗に見え、指先を伸ばすことで指先も綺麗に写るのです。
おそらく他の花魁体験スタジオでもこのような持ち方をしている所が多いと思います。
※当記事の内容は諸説ございますので、見解の相違につきましては予めご了承下さいませ。